ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

2017年上半期に読んだ、特別お気に入りな小説7選+α

ただただ私がたくさんの素敵な小説に巡り合うことができた縁をひたすらにありがたるだけの記事。 特にこの半年はエンタメとして「面白い!!」という作品よりも、ざくざくと私の感情を揺さぶるような作品にたくさん出会えた印象です。 以下、発売時期は問わ…

『あやかし夫婦は青春を謳歌する。』

『あやかし夫婦は青春を謳歌する。』 友麻碧 浅草鬼嫁日記シリーズ2作目。 前回の感想はこちら。 shiyunn.hatenablog.com 前回ですっかり手鞠河童の気の抜けるようなゆるゆるとした可愛さにすっかりと虜になってしまった私ですが、今回のあとがきで作者の友…

『君と四度目の学園祭』

『君と四度目の学園祭』 天音マサキ 時間もの×青春というだけで手に取っちゃうやつ。ジャンル買い。 こればっかりは本当にどうしようもなくて、せつなさ至上主義者の私にとって、時間ものと青春ものあるいは恋愛ものという組み合わせはこの上なく好物なので…

『かがみの孤城』

『かがみの孤城』 辻村深月 悩める少年少女とかがみの向こうの不思議な場所、という組み合わせに、私が辻村さんの作品に触れた頃を思い出してなんだか懐かしいような気持ちで読ませていただきました。 こういう苦悩を抱えた登場人物たちが不可思議な力や場所…

『余命10年』

『余命10年』 小坂流加 余命10年というタイトル。 不遜ながら、(物語として描かれる)余命宣告にしては比較的長い余命だと、このタイトルを初めて目にした時に思い、興味を惹かれた。 おまけに個人的に好きなloundrawさんがカバーイラストを担当されている…

『緋紗子さんには、9つの秘密がある』

『緋紗子さんには、9つの秘密がある』 清水春木 講談社タイガより、ミステリアスな雰囲気漂う青春小説。 私が小説を通して最近覚えたイラストレーターさんのひとりがとろっちさんなのですが、この表紙イラストもとろっちさんが手がけているとは本を開いてそ…

『時をめぐる少女』

『時をめぐる少女』 天沢夏月 メディアワークス文庫より、タイトルから時間ものを匂わせる天沢夏月さんの作品。 実際には帯で上手い具合に隠れてしまって分かりづらいのですが、表紙の下部にも大きく青いイチョウの葉が描かれていたんですね。 物語の中で何…

『バベルノトウ 名探偵三途川理 vs 赤毛そして天使』

『バベルノトウ 名探偵三途川理 vs 赤毛そして天使』 森川智喜 講談社タイガが立ち上げられる前に講談社文庫から刊行されていた作品も含め、今回で6作品目となる名探偵三途川理シリーズ。 サブタイトルにある「赤毛」こと高校生探偵・緋山燃が登場するの、…

『おまえのすべてが燃え上がる』

『おまえのすべてが燃え上がる』 竹宮ゆゆこ 『知らない映画のサントラを聴く』『砕け散るところを見せてあげる』に続いて私にとって3作品目の竹宮ゆゆこ作品となる今作。 率直に言うと今回の『おまえのすべてが燃え上がる』が群を抜いて好みでした。それど…

『君に出会えた4%の奇跡』

『君に出会えた4%の奇跡』 広瀬未衣 ※ネタバレを含んでいます。未読の方はご注意ください。 あらすじ 結婚式を間近に控え、数年ぶりに京都に帰った灯里は、自宅で昔の日記帳を見つける。その日記には、虫に食われたように、不自然に1人の名前が抜け落ちて…

『そして、アリスはいなくなった』

『そして、アリスはいなくなった』 ひずき優 ※当感想記事はネタバレを含んでいます。未読の方はご注意ください。 織川制吾さんの『先生、原稿まだですか!』を手に取る際に、同じく集英社オレンジ文庫の新刊として面陳されているのが目に入ったのがきっかけ…

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 12』

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 12』 大森藤ノ ※以下にネタバレを含んでいます。未読の方はご注意ください。 「ダンまち」シリーズ12作目。 いきなりですが、この巻、ものすごく面白くて本当に一気読みでした......。『異端児』編が…

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 11』

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 11』 大森藤ノ ※既刊含め内容に触れている部分があります。ネタバレを避けたい方や未読の方はご注意ください。 「ダンまち」シリーズ11作目。 人語を操るモンスター『異端児』を巡る物語も、今回でよ…

『先生、原稿まだですか! 新米編集者、ベストセラーを作る』

『先生、原稿まだですか! 新米編集者、ベストセラーを作る』 織川制吾 以前に今作と同じく集英社オレンジ文庫から刊行されている織川制吾さんの『ストロベリアル・デリバリー』心撃ち抜かれ、今度は本にまつわる物語が刊行されるということで、これは読まね…

『天使は奇跡を希う』

『天使は奇跡を希う』 七月隆文 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』で著名の七月隆文さんの作品。 表紙イラストを担当されているのは、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『君の名は。』のキャラクターデザインなどを手がけている田中将賀さ…

『アンデッドガール・マーダーファルス 2』

『アンデッドガール・マーダーファルス 2』 青崎有吾 講談社タイガより刊行されている、シリーズ2作目。 青崎有吾さんと言えば、『体育館の殺人』に始まるミステリシリーズも評判ですが(まだ読めてない......)、今回は完全にバトルものだよ、これは! あ…

『少年Nのいない世界 02』

『少年Nのいない世界 02』 石川宏千花 講談社YAにて刊行されている『少年Nの長い長い旅』と連なる「少年N」シリーズ。 「長い旅」では異世界に飛ばされた野依を主人公とした冒険活劇として描かれているのに対し、その5年後を描いた「いない世界」シリーズで…

『人魚姫 探偵グリムの手稿』

『人魚姫 探偵グリムの手稿』 北山猛邦 北山猛邦さんによる近代ヨーロッパを舞台にした幻想的なミステリ。 タイトルからも分かる通り、魔法や人魚が存在する世界で、主人公のハンス・クリスチャン・アンデルセンは助手役として、王子殺害の真相を探偵役のグ…

『セイジャの式日』

『セイジャの式日』 柴村仁 『プシュケの涙』『ハイドラの告白』に続く、”変人”由良を取り巻く人々を描いた物語――通称由良シリーズ3作目。 ※以下、前作までの内容も踏まえた上で思ったことを書いています。シリーズ未読の方はご注意ください。 今までと同じ…

『ディリュージョン社の提供でお送りします』

『ディリュ―ジョン社の提供でお送りします』 はやみねかおる 私の中ではやみねかおるさんと言えば、やっぱり「名探偵夢水清志郎」シリーズ。 とはいえ、著者の名前は知っているものの、はやみね作品に数多く触れてきたというわけではない私。 そのことを「あ…

『読者と主人公と二人のこれから』

『読者ぼくと主人公かのじょ と二人のこれから』 岬鷺宮 以前に表紙の雰囲気に惹かれて読んだ『失恋探偵の調査ノート』以来の岬鷺宮さんの作品。 失恋探偵の調査ノート ~放課後の探偵と迷える見習い助手~ (メディアワークス文庫) 作者: 岬鷺宮 出版社/メーカ…

『僕らの空は群青色』

『僕らの空は群青色』 砂川雨路 河野裕さんの『いなくなれ、群青』がとてつもなくすきな私。 タイトルに「群青」という単語が入っているという、至極単純な理由で気になっていたところ、Twitterでの他の方の感想を見かけ、今が好機と言わんばかりの勢いで手…

『ハイドラの告白』

『ハイドラの告白』 柴村仁 『プシュケの涙』に続く、シリーズ2作品目。 シリーズと言っても完全な続き物というわけではなく、いわゆる後日談のような形で前作の登場人物のその後をうかがい知ることができるというものでした。 前回の感想はこちら。 shiyun…

『ifの悲劇』

『ifの悲劇』 浦賀和弘 ifの悲劇 (角川文庫) 作者: 浦賀和宏 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2017/04/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 浦賀和弘さんの作品にしてはページ数が少なくさくっと読めそうだったので、気軽にペー…

『八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。』

『八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。』 天沢夏月 私としては『拝啓、十年後の君へ。』以来の天沢夏月さんの作品。 shiyunn.hatenablog.com 「夏の終わり」ではなくて、「八月の終わり」というところが本当によい。 自身の高校生時代の夏休みを…

『神さまのビオトープ』

『神さまのビオトープ』 凪良ゆう 作品を刊行される作家さんが本当に幅広く、毎月講談社タイガからどんな作品が出るのかチェックするのが私の楽しみのひとつ。 今回の『神さまのビオトープ』も刊行予定作品としておよそ1か月前から取り上げられていた時から…

『さよならのための七日間』

『夜桜荘交幽帳 さよならのための七日間』 井上悠宇 五感すべて及び第六感で「多分これ、好きなやつかもしれない」と感じ取って手に取る枠。 書店とかネットとかでぼんやり眺めてると、時々もとい稀によくあるやつ。 こういう時、その衝動に実際に従うかどう…

『リリエールと祈りの国』

『リリエールと祈りの国』 白石定規 どんなものでも大聖堂に捧げられた祈りは成就してしまうという不思議な都市を舞台にした物語。 主人公のマクミリアは、何故だか仕事が長続きせず解雇されてしまい、空腹に行き倒れていたところを「戒祈屋」を営むというリ…

『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』/岡田麿里 を読んだら、物語のキャラクター達が一層愛おしくなった話。

アニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」――通称「あの花」があまりにも好きすぎて、本書を手に取って読んでみた。 その他にも「とらドラ!」だったり「花咲くいろは」だったり「凪のあすから」だったり、気が付けば私の心に残っている作品の中に…

『プールの底に眠る』

『プールの底に眠る』 白河三兎 自身を取り巻く状況や心の持ちようはいつだって同じじゃないし、その時々によって大好きな小説は変わりゆくものだけれど、「今好きな小説は何?」と訊かれたならば間違いなく3本の指に入るこの作品、『プールの底に眠る』。 …

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