ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『マツリカ・マジョルカ』

『マツリカ・マジョルカ』 相沢沙呼 相沢沙呼さんの「マツリカ」シリーズ第1作。 相沢沙呼さんの作品については、過去の新潮文庫nexの記事(新潮文庫nex総選挙とこっそり推したい選外作品。 - ゆうべによんだ。)で触れたことがあるのですが、こうして作品の感…

『三軒茶屋星座館 1 冬のオリオン』

『三軒茶屋星座館 1 冬のオリオン』 柴崎竜人 インターネット上や書店で見かけ、気になっていた1冊。バーカウンターを兼ね備えた小さなプラネタリウムが舞台の物語。そんな三軒茶屋星座館を営む和馬のもとに弟の創馬が10年ぶりに小学生の娘の月子を連れてふ…

『また、同じ夢を見ていた』

『また、同じ夢を見ていた』 住野よる 現在『君の膵臓をたべたい』が本屋大賞の候補作にノミネートされている、住野よるさんの2作品目。以前、『君の膵臓をたべたい』について感想を書かせていただきましたが、その記事に足を運んでくださる方が絶えずたくさ…

『踊る人形』

『踊る人形』 森川智喜 名探偵、三途川理シリーズの3作目。 このシリーズお気に入りのひとつで、今月の文庫化に続き、来月には講談社タイガから最新作が出るということでわくわくが止まらないです。 書店のPOPには「ひねくれミステリ」と書かれていて、ふふ…

『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 今日を迎えるためのポタージュ』

『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 今日を迎えるためのポタージュ』 友井羊 スープ屋しずくに足を運ぶお客さん達のちょっとした謎を解いていく連作短編集。 スープ屋しずくの謎解き朝ごはん、シリーズ2作品目。 前回の感想はこちら。 shiyunn.hatenablog.com…

『ただし少女はレベル99』

『ただし少女はレベル99』 汀こるもの 前々から気になっていたものの、なんとなく見送りにしていた作品。先日書店に出向いた時に、シリーズ最新作発売ということもあってか面陳されていたのが目に入りました。「意識して表紙見たことなかったけれど、よく見…

『灰と幻想のグリムガル level.4』

『灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち』 十文字青 ※前巻含め内容に触れています。ネタバレを避けたい方、未読の方はご注意ください。灰と幻想のグリムガル、4作目。兎にも角にも3巻の終わり方が不穏でモグゾーの安否が気になって気になって仕…

『エチュード春一番』

『エチュード春一番 第一曲 子犬のプレリュード』 荻原規子 「勾玉三部作」や「西の善き魔女」、「RDG レッドデータガール」で有名な荻原規子さんの講談社タイガ作品。荻原規子さんの作品を読むのは今回が初めてになります。こうしていろんな作家さんの作品…

『ルリユール』

『ルリユール』 村山早紀 村山早紀さんの『ルリユール』ということで、きっと素敵な物語に違いないと、居ても立っても居られず単行本を手に取ってしまいました。 ルリユールという名の職業 「ルリユール」という言葉を初めて私が知ったのは、絵本の古本屋さ…

『灰と幻想のグリムガル level.3』

『灰と幻想のグリムガル level.3 思い通りに行かないのが世の中だと割り切るしかなくても』 十文字青 ※前巻までの内容含めネタバレ有りで感想を書いています。ネタバレを避けたい方、未読の方はご注意ください。灰と幻想のグリムガル、3作目。本を開くとキャ…