ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『二度めの夏、二度と会えない君』

『二度めの夏、二度と会えない君』 赤城大空アニメ化した『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』と同じ著者さんの作品。タイトルとか表紙とか帯とか、雰囲気に惹かれて。特に帯。——好きだなんて、言わなければよかった。せつない小説好きの私、キャッチ…

『しろいろの街の、その骨の体温の』

『しろいろの街の、その骨の体温の』 村田沙耶香 タイトルに惹かれて。単行本で発売された時から気になっていたのですが、文庫化されて書店で平積みされていたのを見かけたので。さらりとしたタイトルだけれど、この作品の雰囲気はとても爽やかなものとはか…

『文句の付けようがないラブコメ』

『文句の付けようがないラブコメ』 鈴木大輔 すっかりライトノベルの棚もじっくりと目を光らせて回るようになった私。そんな中、帯の「セカイでいちばん泣けるラノベ、開幕」というあおりを受けて、手にしてみることにしました。実際に泣けるお話かどうかと…

『この闇と光』

『この闇と光』 服部まゆみ 手書きの帯がずるいナツヨムフェア2015にて、手にしたこの作品。 盲目の姫が信じる『音』の世界が綿密な叙述トリックで崩れ去るその瞬間をお楽しみ下さい。 今までも叙述トリックの作品はいくつか読んできたのですが、『音』を扱…

手書きの帯がずるい「ナツヨム2015」と、もしも私が選ぶなら。

ラッコのキャラクターが印象的な、出版関係者が共通のテーマをもとに作品を選ぶナツヨム。 今年のテーマは「音」 。 各出版社が行っている夏の文庫フェアとはひと味違う観点で文庫本が集められていて、とにかくフェアの棚の前に立ってどんな作品が選ばれてい…

『フライ・バイ・ワイヤ』

『フライ・バイ・ワイヤ』 石持浅海 石持浅海さんによる青春ミステリ。 『扉は閉ざされたまま』から始まる碓氷優佳シリーズが前々から気になっていて、石持浅海さんの名前は知っていたのですが、そのままずるずると読まず仕舞いで……。 Twitterや書店の店頭で…