ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

本のはなし

『ひとりぼっちのソユーズ』の書籍化は失敗なんかじゃない。

2019年3月28日。 とある小説の感想記事のアクセスが僅かながら急に増えた。 小説投稿サイト「カクヨム」にて投稿された後、書籍化された『ひとりぼっちのソユーズ』。 kakuyomu.jp おしなべてどの記事も控えめなアクセス数のため、メディア化などをきっかけ…

ごはんにまつわる本の話がしたい。

今やひとつのジャンルとして書店で展開されることも珍しくない「ごはんもの」。 ここで私がひっそり素晴らしさを語るまでもなく、じゅうぶん人気と支持を得ているジャンルではあるけれど、私は私のすきなものについてただただ話がしたい。 ごはんにまつわる…

2018年によんだ、私の心に残る小説10選

いつかブログを更新しようと思い続けたままずるずると年末が来てしまった。 変わらず本は読み続ける一年だったので、いくつかブログで感想を書いたものもあればそうでないものもあるけれど今年の総括として今年のお気に入りの小説をまとめておきたい。 あま…

2017年下半期に読んだ、琴線に触れた小説4選

2018年迎えたどころか既に2週間近く経ちますが、タイトルの通りです。 こういうのは大抵年末年始のムードの中しめやかに更新されるものなのかもしれませんが、2017年下半期のまとめは次の半期が終わる2018年の6月いっぱいまでじゅうぶん許されるつもりでいる…

題名も装丁も分からないのに、手に取りたくなるずるい本たち。

一時期、タイトルも内容も分からない状態で店頭に並ぶ「文庫X」が話題になった。 hon-hikidashi.jp もちろん私も「文庫X」はちゃっかり手に取ったし、書店でこういった本に関する限りなく情報を隠された覆面本、あるいはシークレットブックを見かける度に、…

2017年上半期に読んだ、特別お気に入りな小説7選+α

ただただ私がたくさんの素敵な小説に巡り合うことができた縁をひたすらにありがたるだけの記事。 特にこの半年はエンタメとして「面白い!!」という作品よりも、ざくざくと私の感情を揺さぶるような作品にたくさん出会えた印象です。 以下、発売時期は問わ…

2016年下半期によんだ、あれやこれ。

2016年に読んだ本をまとめようまとめようと思っていたら、年が明けていました。 ご想像の通り、夏休み等の長期休暇の課題はぎりぎりまでため込むどころか新学期始まってから手を付けるタイプです。 上半期程、読んだ本についての記事を書けていないのですが…

今年もまたナツヨムの季節が来たね。【夏の文庫フェア ナツヨム2016】

出版社や取次、書店など本に関わる仕事を人たちが、毎年決められたテーマに沿って選書する夏の文庫フェア、ナツヨム。 北は北海道から、南は沖縄まで。全国の書店で開催されていて、手書きの帯についつい目を奪われてしまいます。 ――なんて記事を寝かせてい…

ゆうべによんだ、特にお気に入りなあれやこれ。【2016年上半期】

ゆうべによんだ、特にお気に入りなあれやこれ。【2016年上半期】 初めての試みですが2016年に読んだ本の中で、特にお気に入りの作品をいくつか挙げてみたいと思います。 世にいる「本好き」の中で、決して胸を張れるような読書量ではなく、私が読む選書から…

げみ個展「雨の花束」に行ってきました。

今日は、東京アートコンプレックスセンターにて行われているげみさんの個展「雨の花束」(1/12-24)に行ってきました。 げみさんと言えば、今や毎月の小説の発売でそのイラストをみない月はないくらい多くの表紙を担当されている方。 書店で見かけると著者名や…

「かもめブックス」に行ってきました。

「かもめブックス」に行ってきました。 かもめブックスは、 東京・神楽坂の駅を降りて矢来口を出てすぐのところにある、小さなカフェとギャラリーが併設された本屋さん。 カフェ、ギャラリーにはかもめブックスとは別の名前がそれぞれつけられているのですが…

新潮文庫nex総選挙とこっそり推したい選外作品。

先日、新潮文庫nex総選挙の結果が発表されました。 新潮文庫nex総選挙2015 | 新潮文庫nex 全作品読んだわけでは無いですが、ほんのりレーベル追っかけしている私にとって、選外にも読んでもらいたい作品がいくつかあって、どうせなら作家ごと推して記事にし…

手書きの帯がずるい「ナツヨム2015」と、もしも私が選ぶなら。

ラッコのキャラクターが印象的な、出版関係者が共通のテーマをもとに作品を選ぶナツヨム。 今年のテーマは「音」 。 各出版社が行っている夏の文庫フェアとはひと味違う観点で文庫本が集められていて、とにかくフェアの棚の前に立ってどんな作品が選ばれてい…

いろいろ本棚。

この前toi8さんの画集、『追憶都市』を購入した際に、toi8さんが表紙イラストを担当されている本、何持ってたかな、と思い本棚がちゃがちゃ探したんですが、無精な私の本棚は現在上記の画像のような状態でして。 ……いつか整理しなくてはね。 ベッド下の収納…

めちゃくちゃ好き。

2015年の大学読書人大賞、『いなくなれ、群青』に決まりましたね。 このブログでも著者である河野裕さんの作品についていくつか感想を書いていますが、本当に好きで、今回の受賞すごく嬉しいです。 『いなくなれ、群青』の感想↓ 『いなくなれ、群青』 河野裕…

桜まみれ。

せっかくだから、春なのだから。 読んだ本の感想を書くというよりは、日常の話と本の話と普段思っていることがごちゃっとした感じの内容になると思います。 思いつくままにばばばっと書いていくことになると思うのでどんな内容になるかどれくらい長くなるか…