ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『ひとりぼっちのソユーズ』の書籍化は失敗なんかじゃない。

2019年3月28日。 とある小説の感想記事のアクセスが僅かながら急に増えた。 小説投稿サイト「カクヨム」にて投稿された後、書籍化された『ひとりぼっちのソユーズ』。 kakuyomu.jp おしなべてどの記事も控えめなアクセス数のため、メディア化などをきっかけ…

『烏丸ルヴォワール』

『烏丸ルヴォワール』 円居挽 『丸太町ルヴォワール』に次ぐ、ルヴォワールシリーズ2作目。 言葉を以って論理を闘わせる私的裁判、双龍会の濃密さはもちろん、前作から引き続き登場する人物たちの人となりが掘り下げられる今作。 まずは言いたい。瓶賀流が…

『ギルドレ 1 有罪のコドモたち』

『ギルドレ 1 有罪のコドモたち』 朝霧カフカ 『文豪ストレイドッグス』の原作者、朝霧カフカさんによる王道SF冒険譚。 単行本として刊行された当初から読みたい読みたいと思っていたら、いつの間にか文庫化していた。 文豪ストレイドッグス -1 (カドカワコ…

『涼宮ハルヒの退屈』

『涼宮ハルヒの退屈』 谷川流 装い新たに刊行された角川文庫版で読む、初めての涼宮ハルヒシリーズ3作目。 小説で読んだ内容を追う形で、少しずつアニメを見始めました。 小説を読んでいる時にはさらりと読み飛ばしてしまっていたキャラクターの所作に、映…

『教室が、ひとりになるまで』

『教室が、ひとりになるまで』 浅倉秋成 Twitterで見かけて雰囲気が好みだと思い、手に取った作品。 いくつかの常識離れした能力が登場しながらも、あくまでもミステリの枠から外れることなく、主人公が犯人の動機を知った際の揺らぎと読後感がとてもよくて…

階段島シリーズ最終巻を前にもう一度よんだ/『いなくなれ、群青』

『いなくなれ、群青』をもう一度 4月末に発売予定、階段島シリーズ最終巻『きみの世界に、青が鳴る』を手に取る前に、シリーズ作品をもう一度読み返しておこうと思い立って。 思ったことを書き残しておこうと思って。 『いなくなれ、群青』から『夜空の呪い…