ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ゆうべによんだ、特にお気に入りなあれやこれ。【2016年上半期】

ゆうべによんだ、特にお気に入りなあれやこれ。【2016年上半期】 初めての試みですが2016年に読んだ本の中で、特にお気に入りの作品をいくつか挙げてみたいと思います。 世にいる「本好き」の中で、決して胸を張れるような読書量ではなく、私が読む選書から…

『君を愛したひとりの僕へ』

『君を愛したひとりの僕へ』 乙野四方字 『僕が愛したすべての君へ』と同時刊行の作品。 僕が愛したすべての君へ (ハヤカワ文庫 JA オ 12-1) 作者: 乙野四方字,shimano 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/06/23 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (…

『僕が愛したすべての君へ』

『僕が愛したすべての君へ』 乙野四方字 『君を愛したひとりの僕へ』と同時刊行の作品。 君を愛したひとりの僕へ (ハヤカワ文庫 JA オ 12-2) 作者: 乙野四方字,shimano 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/06/23 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (…

『小説の神様』

『小説の神様』 相沢沙呼 講談社タイガから相沢沙呼さんの『小説の神様』というタイトルの作品が刊行されるらしい、ということを知ってからとても楽しみにしていた作品。 相沢沙呼さんの、『小説の神様』というタイトルの作品、というだけで内容も知らずに飛…

『記憶屋Ⅲ』

『記憶屋Ⅲ』 織守きょうや ※内容に触れています。未読の方はご注意ください。 人の記憶を「食べてしまう」ことができる記憶屋の物語、シリーズ3冊目。 前回の最後にちらりと登場した、半ばタレントとしても活動している料理人の毬谷柊の物語と、記憶屋騒動の…

『小説 君の名は。』

『小説 君の名は。』 新海誠 8月に公開予定の映画『君の名は。』 公開に先駆けて小説が刊行されたので早速読んでみました。 以前にどこかの記事で触れたかもしれませんが、新海誠さんの作品がすごくすきで今回の映画もとても楽しみです。 『秒速5センチメー…

『明日、今日の君に逢えなくても』

『明日、今日の君に逢えなくても』 弥生志郎 ※内容に触れています。ネタバレを避けたい方はご注意ください。 ブログのコメント欄にてお勧めして頂いた作品を読んでみるシリーズ、 この作品、発売当初に少し気になっていて、めでたく積読本の一員になっていた…

『記憶屋Ⅱ』

『記憶屋Ⅱ』 織守きょうや 『記憶屋』(『記憶屋』 - ゆうべによんだ。)の続編にあたる物語。 まだはっきりとした繋がりがあるわけではないですが、おそらく……『記憶屋』の10年後の話になるのでしょうか。 前作の記憶屋の名前を覚えておくと、おやっと思える…

『活版印刷三日月堂 星たちの栞』

『活版印刷三日月堂 星たちの栞』 ほしおさなえ 書店に足を運んだ際に、面陳(表紙が見えるように陳列)されているこの作品を見かけて、ふと気になり手に取ってみました。 活版印刷のお話、ということで私の頭の中にはきっと村山早紀さんの『ルリユール』のよ…

『晴追町には、ひまりさんがいる。 恋と花火と図書館王子』

『晴追町には、ひまりさんがいる。 恋と花火と図書館王子』 野村美月 講談社タイガから刊行されている、野村美月さんによる晴追町の物語、2作目。 1作目の感想はこちら。 『晴追町には、ひまりさんがいる。 始まりの春は犬を連れた人妻と』 - ゆうべによんだ…

『初恋ロスタイム』

『初恋ロスタイム』 仁科裕貴 『終わる世界のアルバム』(『終わる世界のアルバム』 - ゆうべによんだ。)と一緒にコメントにておすすめしていただいた作品。 こちらは割と最近刊行された作品で、 書店で何度か見かけたことがあり、タイトルや表紙イラストは印…

『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』

『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』 十市社 もともとKindleにて発売されていた当作品。 2014年の単行本化を経て文庫化。 この作品、単行本として発売された時からタイトルや表紙の雰囲気からとても気になっていたので、ようやくこうして文庫として手に取るこ…

『砕け散るところを見せてあげる』

『砕け散るところを見せてあげる』 竹宮ゆゆこ ※以下、内容に触れています。ネタバレを避けたい方、未読の方はご注意ください。新潮文庫nexより刊行されている竹宮ゆゆこさんの作品。同じく新潮文庫nexの『知らない映画のサントラを聴く』以来、竹宮ゆゆこさ…