ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

『少年Nの長い長い旅 04』

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『少年Nの長い長い旅 04』 石川宏千花

少年Nの長い長い旅 04 (YA! ENTERTAINMENT)

 

講談社タイガにて刊行されている異世界に飛ばされた小学生たちの数年後を描いた『少年Nのいない世界』と連なる物語、少年Nシリーズ。

児童書レーベルから刊行されている同級生たちと異世界に飛ばされた少年の冒険譚『少年Nの長い長い旅』ですが、今回で既に4巻ということもあって、どんどん「いない世界」で登場したキャラクターがこちらの「長い旅」の物語にも登場し始めます。

既にこの物語の主人公の野依くんに並々ならぬ感情を抱いていて、この先どこかで「いなくなって」しまうのではないかと不穏な気持ちでいっぱいです。それでもページを捲る手は止まらない。

 

 

 

 

以下、これまでの「いない世界」「長い旅」の物語含め、ネタバレ要素があります。

未読の方はご注意ください。

 

 

 

 

 

今回、もう、今までのじれったさは一体何だったのかというくらいばんばん昔の同級生が見つかるのですが、言われれば音色の他にもハルトは確かに野依と出会っていてもおかしくはないんだった......と思い出す。

「いない世界」では、医療処置として過去の記憶を封印してたことは確かに描かれていたのですが、こういう形でそのことを「長い旅」の物語の中で思い出すことになるとは。

 

 

結局、野依は自分の正体を明かさずにハルトの前を去るのですが、ふたりでエアボードに乗る場面が個人的にもうたまらない......。

前回の「長い旅03」で、ぼんやりとスノーボードに乗ることもあるかもしれないと切なげに思いを馳せていた野依の姿がずっと印象に残っていて、形は違えどささやかながら夢を実現できてよかった.......と。

もう、なんていうか、すっかり野依くんがどうしようもないほどにいなくなってしまうつもりで話していますが、希望は捨ててないけど過度な期待は抱いてないです。取り返しのつかない結末が待っているとつらすぎるから......。

 

 

 

 

それからサットの本当の名と出自!

どうやら「長い旅03」を読んだ時に、「もしやサットも地球出身なのでは??」と勘繰った過去の私もいたようですが、見事にはずれ。

子どもたちをさらい続ける謎の集団と深い深い関りがあることが分かった今回ですが、それにしてもなんだかきな臭くなってきた......。

 

ひと時代前の名家の出で、惑星間飛行ののちに時間も飛び越えてしまったということは、多少SFもかじるのですんなり受け入れることができたのですが、サットの親族が件の集団と直接関わっていたとは露も思っていませんでした。

それから、超常の存在である「トリオ」。これもう、スーパーコンピュータ的なのが人間を悪だとみなして、人間が根絶されてしまう前に、ノアの箱舟的に子どもだけは救おうとしているやつだ!! そう、私の第六感が告げている。(サットの出自に関する予想が外れたことからは目を逸らす)

あー、そうなったら、人間は捨てたものじゃない!! って証明するために野依くんが人柱になるやつだ。間違いない。つらい。

 

 

 

......とは言え、今回大きく物語が動いて、次回からはサットと野依のふたり旅に。

サットの過去についてもっと掘り下げられることにはなると思うのですが、公式サイトの1/17付の著者さんのコメントによれば最終巻までのこり1冊ということで、もちろん続きは楽しみではあるものの、長らく楽しみにしていたシリーズだけにじわじわと終わりを感じてしまうのが、ちょっぴりさみしい。

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