ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

『ふたつの星とタイムマシン』

『ふたつの星とタイムマシン』 畑野智美 畑野智美さんによる、SF短編集。 ちょうど私が最近読んだSF短編集『美亜へ贈る真珠』と比べると、こちらの畑野智美さんの作品はすごくあり触れた日常の上に成り立っているような気がします。 舞台設定は未来であった…

『君に叶わぬ恋をしている』

『君に叶わぬ恋をしている』 道具小路 書店をふらふらーっと歩いてる時に、平積みされているこの作品の表紙を見かけて 「わ、なんだか『秒速5センチメートル』みたい!」 と思ったのがきっかけ。 どうしてそんな風に感じたのかよく分からないのですが、今こ…

『浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。』

『浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。』 友麻碧 ふらりと立ち寄ったいくつかのブログで紹介されているのを見かけ、物語の設定も私好みだと思ったので。 そういえば以前にコメントで同著の別シリーズもおすすめされてたんだった、と「かく…

『少年Nの長い長い旅 01』

『少年Nの長い長い旅 01』 石川宏千花 講談社タイガより刊行されている『少年Nのいない世界』に至るまでを描いた物語。 shiyunn.hatenablog.com こちらも「いない世界」同様、随分前に読み終えていたのですが、今月末にこちらの2巻が発売予定と聞いてブログ…

『少年Nのいない世界 01』

『少年Nのいない世界 01』 石川宏千花 講談社タイガより。 Twitterを見るに随分前に読み終えていたようですが、今後スケールの大きなシリーズになりそうで私なりにブログでまとめておきたいと思って。 『少年Nのいない世界 01』「飛ばされた」現代世界と違う…

『黒豚姫の神隠し』

『黒豚姫の神隠し』 カミツキレイニー ガガガ文庫の棚にて何度か名前をお見かけしたことのある、カミツキレイニーさんの小説がハヤカワより刊行されると聞いて。 著作が気になるリストには入っていたのですが、なかなか手が出ずにいたのでこれを機に、と。 …

『機械仕掛けの選択 サクラダリセット3』

『機械仕掛けの選択 サクラダリセット3』 河野裕 新装版サクラダリセットシリーズ3作目。 これまでのお話や他の河野裕さんの作品についての感想はこちら↓ 河野裕 カテゴリーの記事一覧 - ゆうべによんだ。 3作目までのサクラダリセットシリーズのお話を踏…

『放課後のゲームフレンド、君のいた季節』

『放課後のゲームフレンド、君のいた季節』 むらさきゆきや Twitter上でよく「本の王国浜松西店」さんのライトノベルの愛ある棚づくりの画像を目にするのですが、その中のひとつ、一巻完結フェアなるものでこの作品を見かけて。 今やいちジャンルとして成立…

『この空のまもり』

『この空のまもり』 芝村裕吏 いつぞやの、読者がすすめる「夏に読め!」フェアにて手に取った作品。 www.hayakawa-online.co.jp 強化現実技術により、あらゆる場所に電子タグを貼り付けることのできる時代の物語。 もちろん物理的にはタグに書かれた内容は…

『インサート・コイン(ズ)』

『インサート・コイン(ズ)』 詠坂雄二 古くからある著名なゲームを題材にした短編集。 各短編のタイトルだけで、どのゲームを題材にしたのかきっと分かる人には分かるので、目次を眺めるだけでもちょっと楽しい。 私自身、筋金入りのゲーマーでも、往年の…

『虚構推理』

『虚構推理』 城平京 私にとって、『雨の日も神様と相撲を』に次いで2作品目の城平京作品。 shiyunn.hatenablog.com 『虚構推理』はコミカライズもされていて、新刊が出る度に書店に並ぶのを見かけていたので小説を読んでみようと思い立って。 怪異や妖怪が…

2016年下半期によんだ、あれやこれ。

2016年に読んだ本をまとめようまとめようと思っていたら、年が明けていました。 ご想像の通り、夏休み等の長期休暇の課題はぎりぎりまでため込むどころか新学期始まってから手を付けるタイプです。 上半期程、読んだ本についての記事を書けていないのですが…