ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

『いつかの空、君との魔法Ⅱ』

『いつかの空、君との魔法Ⅱ』 藤宮カズキ 世界観がとてつもなく好みな作品のひとつ。 前作を何気なく手に取って読んでみたのが始まり。 想像以上に私のツボを押さえていて、人々の暮らしに必要な小道具だったり、箒で青空の見えない空を綺麗にするという設定…

『魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット2』

『魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット2』 河野裕 新装版サクラダリセットシリーズ、2作品目。 今さらなのですが、奇しくも表紙イラストを担当されている方が『青の数学』シリーズと同じとろっちさんだったのですね。 青の数学 (新潮文庫nex)…

『美亜へ贈る真珠』〔新版〕

『美亜へ贈る真珠』〔新版〕 梶尾真治 梶尾真治さんによる、表題作『美亜へ贈る真珠』を含む8篇からなる短編集。 『クロノス・ジョウンターの伝説』(積んでる)だったり、「エマノンシリーズ」(気になってる)だったり、梶尾真治さんの作品は前々から読もう読…

『青の数学2 ユークリッド・エクスプローラー』

『青の数学2 ユークリッド・エクスプローラー』 王城夕紀 数学を題材にした紛れもない青春小説『青の数学』シリーズの2巻目にあたります。 shiyunn.hatenablog.com 身の回りの数字を記憶することができる主人公の栢山と、数学の問題を用いた決闘に様々な思い…

『凶器は壊れた黒の叫び』

『凶器は壊れた黒の叫び』 河野裕 『いなくなれ、群青』から始まる階段島シリーズ4作目。 刊行前に『凶器は壊れた黒の叫び』というタイトルや書影が発表された際に、「凶器」や「壊れた」という言葉や、装幀イラストの堀さんの表情から、もしかしたら傷つく…

『猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1』

『猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1』 河野裕 大好きなシリーズ作品が角川文庫にて装いを新たに刊行されるということで。 既にスニーカー文庫から出ているサクラダリセットシリーズを読んでいるのですが、もう一度お話を通してお気に入りの言葉をひ…

『桜風堂ものがたり』

『桜風堂ものがたり』 村山早紀 村山早紀さんによる、ある一冊の文庫作品と書店をめぐるものがたり。 直近の作品ということもあってか、村山早紀さんの『ルリユール』の印象が強く残っていて、今回も本にまつわるものがたりということで、こうして手に取るの…

『恋する寄生虫』

『恋する寄生虫』 三秋縋 私の好きな作家のひとりである三秋縋さんの作品。 ある程度の時期を経て今まで好きな作品の雰囲気というのは変化してきたのですが、未だに、三秋縋さん、河野裕さん、白川三兎さんの作品の作り出す雰囲気に心がとらわれたままです。…

『校閲ガール』

『校閲ガール』 宮木あや子 ドラマ放送の少し前に文庫化した『校閲ガール』。 もちろんドラマ化で話題になる前から知っていたのですが、文庫待ちしていた作品のひとつです。 『書店ガール』に始まり、この出版業界ガールズのお話、とても気になっているので…

『R.O.D』

『R.O.D』 倉田英之 つい先日、10年振りの新刊が刊行された今シリーズ。 以前に気になって調べたことがあったのですが、その時は既に手近な書店には並んでおらず泣く泣く断念。 今回、合わせて既刊も新たに増刷されたという事で読んでみました。 READ OR DIE…

『マツリカ・マハリタ』

『マツリカ・マハリタ』 相沢沙呼 相沢沙呼さんの「マツリカ」シリーズ2作目。 こちらから読んでも話の大筋の内容は理解できると思いますが、前作のことを踏まえた描写がいくつか登場するので、1作目にあたる『マツリカ・マジョルカ』から読むことをお勧め…

『クリュセの魚』

『クリュセの魚』 東浩紀 文庫化を密かに待っていた作品のひとつ。 この世界では既に日本の地球は滅びてしまっており、火星にも多くの人が住んでいる。 日本人の末裔であり、火星に暮らす葦船彰人はある日、大島麻理沙と出会い恋に落ちる。 一方、人間の文明…