ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

伊坂幸太郎

『フーガはユーガ』

『フーガはユーガ』 伊坂幸太郎 誕生日に2時間おきに互いのいる場所が入れ替わってしまう双子の兄弟を描いた物語。 伊坂幸太郎作品を読んで育ったので、あらすじだけで『重力ピエロ』や『魔王』など兄弟が登場する他の伊坂作品を思い浮かべては、これは読ま…

『陽気なギャングは三つ数えろ』

『陽気なギャングは三つ数えろ』 伊坂幸太郎 「陽気なギャング」シリーズ9年ぶりの新作。兎にも角にも登場人物のやり取りが懐かしい……。どんな嘘でもお見通しな成瀬。演説の名人、もとい貶されキャラの響野。完璧な体内時計をもつ雪子。天才的なスリ、という…

『グラスホッパー』

『グラスホッパー』 伊坂幸太郎 今年11月の映画公開の前にもう一回読んでおこう、と思いまして。 私がこの作品を初めて読んだのは伊坂幸太郎さんの名前を知り、作品を読み漁っていた頃で、ページの端とか挟んである紙のしおりとか随所に今よりも無邪気に本を…

『3652』

『3652』 伊坂幸太郎 今回は伊坂幸太郎さんの小説ではなくエッセイ集になります。以前デビュー10周年を機に単行本として発売されたものに、今回文庫化するまでのさらに5年分のエッセイを加えたものです。普段、エッセイを手にすることはほとんどないんですが…

『PK』

『PK』 伊坂幸太郎 「PK」と聞いたとき、何を最初に思い浮かべますか。 サッカーのペナルティキック(Penalty Kick)。 キッカーとゴールキーパーが一対一の状態で行われるフリーキックの一種。 あるいは超能力(サイコキネシス、PsychoKinesis)。 キャラク…

『アイネクライネナハトムジーク』 伊坂幸太郎

最初の更新はこの本と決めていました。 つい先日発売した伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』です。 この本は長編ではなく、『アイネクライネ』から始まる6編の連作短編小説。 何年も前から伊坂さんの作品がすきで、書籍化した作品はあらかた読ん…