ライトノベルも読むようになったよー、と知人に伝えたところ、この作品をとてつもない熱量をもっておすすめされたので。
「このライトノベルがすごい!」や「SUGOI JAPAN ラノベ部門」での受賞等々で作品の名前は前々から目にしていました。
アニメの方も人気ですよね。
いわゆる一期の放送は全部観てました!
これからシリーズ読んでいくにあたって、一抹の苦みが広がるような、不器用な人間関係の描き方が楽しみだったりします。
1巻は奉仕部の活動開始にまつわる話が中心でどちらかと言うとコミカルな話が多い印象です。
知らなかったんですが、主人公の比企谷八幡って見た目はイケメンっていう設定だったんですね。
今回は、主に奉仕部の活動を開始するきっかけの話や、由比ヶ浜結衣の人間関係を巡るテニス勝負の話ですね。
由比ヶ浜さんのケースはかなり極端ですが、なんとなく所在無げに話を合わせることってありますよね。
なんていうか、クラスや部活とかっていうくくりの中では普通に会話するのだけれど、そのくくりが無くなった途端友人に満たない関係になってしまう。
……あれ、私だけです?(笑)
この作品ってこんなにもパロディネタ豊富だったんですね。
流石に全部は拾いきれなかったんですが、背景にあるものを知っているとなんだか嬉しいですよね。
よく考えてみると、この、あ、これ知ってる! という喜びというかちょっとした快感ってなんか特殊ですよね。
本当に親しい人たちとの共通のコンテキスト? サブテキスト? を前提にした会話の空気すごくすきです。
直接的なことばを使うまでもなく、自然とお互いに共通のことを思い浮かべてるし、お互いに同じこと考えていることが分かる感じ。
それから、ことば少なに思考の過程を省いて思ったことをぽん、とぶつけてもちゃんと分かってくれる感じ。
なんていうかちゃんと伝えなくちゃっていう義務感めいたものがなくて、雰囲気とか相手との関係にすっかり甘えきってする感じの会話。
……あれ、これも私だけだったりしますか?(笑)
とりあえず、ざくざく続編読んでいきたいと思います。
1巻は様子見、というか、登場人物紹介、みたいな話の雰囲気としてはあっさりとした感じだったので、次回以降息吐くのも忘れるような、ちょっぴり重たい感じのお話を期待して。