ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

『BISビブリオバトル部3 世界が終わる前に』

『BISビブリオバトル部3 世界が終わる前に』 山本弘 発表者の本の紹介を聞き、「どの本が読みたくなったか」という基準でチャンプ本を投票で決するビブリオバトル。 そんな知的ゲームのような書評会を題材にしたBISビブリオバトル部シリーズ3作目。 本にま…

『フーガはユーガ』

『フーガはユーガ』 伊坂幸太郎 誕生日に2時間おきに互いのいる場所が入れ替わってしまう双子の兄弟を描いた物語。 伊坂幸太郎作品を読んで育ったので、あらすじだけで『重力ピエロ』や『魔王』など兄弟が登場する他の伊坂作品を思い浮かべては、これは読ま…

『涼宮ハルヒの憂鬱』

『涼宮ハルヒの憂鬱』 谷川流 角川文庫より装い新たに刊行された涼宮ハルヒシリーズ。 今まで一切手を付けてこなかったのでこれを機に読んでみました。 私が知っているのは、主要キャラクターの名前と「普通ではない人」がいるらしいということ。 アニメ化さ…

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 14』

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 14』 大森藤ノ 「ダンまち」シリーズ13作目。 リューに掛けられた疑惑を巡りダンジョンに潜ったヘスティアファミリアを待ち受けるのは、困難に次ぐ困難。 かつてない強敵を前に分断されてしまったベル…

『君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部』

『君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部』 武田綾乃 新潮文庫nexより、カヌー部に入部した少女たちがそれぞれの思いを胸に漕ぎだす青春部活小説。 初めてカヌーに乗る新鮮な喜びや、誰かとペアを組むということの難しさ、結果がタイムとして如実に現れるスポーツと…

『虚構推理短編集 岩永琴子の出現』

『虚構推理短編集 岩永琴子の出現』 城平京 原作小説をもとにコミカライズが展開され、つい先日アニメ化も発表された『虚構推理』。 kyokousuiri.jp 今回手に取ったのはその原作小説『虚構推理』の続編に位置する短編集。 それぞれが独立したお話で構成され…

『探偵は教室にいない』

『探偵は教室にいない』 川澄浩平 北海道の中学校に通う少年少女たちの日常をめぐるミステリ。 不安定な人間関係や幼く未熟であるがゆえのままならさが瑞々しく描かれた第28回鮎川哲也賞受賞作。 差出人不明のラブレターや突然合唱コンクールの伴奏者を固…

『朝比奈うさぎの謎解き錬愛術』

『朝比奈うさぎの謎解き錬愛術』 征木政宗 あらすじ 鳴かず飛ばずの探偵業を営む主人公の迅人。 自称の「もたれ体質」によって、何かと殺人現場に居合わせては疑いをもたれてしまう。 そんな迅人の窮地を救うのは、ストーカーとして彼を悩ます朝比奈うさぎ。…

『田嶋春にはなりたくない』

『田嶋春にはなりたくない』 白河三兎 今の私の愛して止まない作家のひとり、白河三兎。 今回の作品は奇抜なキャラクターを中心にめぐる日常の謎ミステリ。 決して自分を曲げない田嶋春に、いい意味で振り回されっぱなしだった一冊。 あらすじ どんな小さな…

ごはんにまつわる本の話がしたい。

今やひとつのジャンルとして書店で展開されることも珍しくない「ごはんもの」。 ここで私がひっそり素晴らしさを語るまでもなく、じゅうぶん人気と支持を得ているジャンルではあるけれど、私は私のすきなものについてただただ話がしたい。 ごはんにまつわる…

2018年によんだ、私の心に残る小説10選

いつかブログを更新しようと思い続けたままずるずると年末が来てしまった。 変わらず本は読み続ける一年だったので、いくつかブログで感想を書いたものもあればそうでないものもあるけれど今年の総括として今年のお気に入りの小説をまとめておきたい。 あま…

『あなたはここで、息ができるの?』

『あなたはここで、息ができるの?』 竹宮ゆゆこ あなたはここで、息ができるの? posted with ヨメレバ 竹宮 ゆゆこ 新潮社 2018-10-22 Amazon Kindle Twitterでこの作品のタイトルを見かけた時から気になっていた、竹宮ゆゆこさんの作品。 竹宮ゆゆこさんの…