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ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

『R.O.D』

感想 ダッシュエックス文庫

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R.O.D』  倉田英之

R.O.D 【書き下ろしイラスト付】 (集英社スーパーダッシュ文庫)

 

つい先日、10年振りの新刊が刊行された今シリーズ。

以前に気になって調べたことがあったのですが、その時は既に手近な書店には並んでおらず泣く泣く断念。

今回、合わせて既刊も新たに増刷されたという事で読んでみました。

 

 

READ OR DIE というタイトルはさることながら。

本が好き。

死ぬほど好き。

という文言から物語が始まるとあっては、読まずにはいられなくて……。

 

 

続編が10年振り、ということは、1巻にあたるこのお話が刊行されたのはもっと昔で……。

 奥付を見たら、第1冊発行は2000年。

新たにつけられた書き下ろし帯と比べても、イラストレーターさんの絵柄も随分変わっていて時間の流れを随分と感じる……。

 

 

 

 主人公の読子は、本の虫。

ぼんやりとした見た目ながら、その裏の顔は大英図書館のエージェント。

紙を自在に操る様から、ザ・ペーパーの異名を持つ。

 

もう、設定から展開から言い回しから何から何まで分かりやすくシンプルで、さっくりと読み終えてしまいました。

紙を時には刃に変えて戦うとか、HUNTER×HUNTERでも見たやつだ!  と思ったのは私だけじゃないはず。

 

私も今までいくつかの物語の中で「本の虫」を見てきましたが、読子が1番振り切れてます。

文字通り、涎は垂らすし、書店の本全点買いするし、書庫としてビル所持してるし……。ライトノベルとはいえ、スケールが違いすぎて流石の私も憧れるを通り過ぎて、少し引くレベル。

(ただ、紙を刃にしてみたい気持ちは、ある)

 

そのくせ戦闘になれば、読み物を割と乱雑に扱ってて、きっと特に意図されていないのだろうとは、思いますが、そのギャップがあまりにもシュールで笑ってしまいそうになる……。

ああっ?  そこ千切っちゃうの!?  と。

 

 

今回の敵役、というのがこれまたかなりの狂信者なのですが、「現代の日本人は、この歴史上でも稀に見る出版大国に暮らしながら、本、というものの魅力を日に日に忘却している」と16年前の作品の登場人物に言われてしまい、私も耳が痛い……。

もう少し先の未来にはゲームやTVやインターネットだけでなく、スマートフォンというものが台頭してくると知ったら彼はどう思うだろう。

 

そういう少しだけ「メタ」な読み方も含めて、軽い気持ちで楽しく読むことが出来ました。

 

 

これが時代によるものなのかわからないのですが、こうやってパワフルに進んでゆくお話もよい……。

 

 

 

また読子の他に菫川ねねねという名の女子高生作家が登場するのですが(一般人)、これまた今後どのようにお話に関わってゆくのか楽しみ。

そしてこのねねねも、今まで私が物語の中で出会った数々の物語に登場した作家の一員に加わってゆくのです。

どうしてもライトノベル勢が多くなってしまってしまうので、現状『小説の神様』の人たちが肩身狭そうにしていてかわいそうなのが目下悩みのタネです。

 

 

 

 

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