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ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

『屋根裏の美少年』

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『屋根裏の美少年』 西尾維新

屋根裏の美少年 (講談社タイガ)

 

美学、美声、美脚、美食、美術のずば抜けた個性を持ったあくの強い5人の美少年に、驚異的な視力を持った「美観のマユミ」こと瞳島眉美(どうじままゆみ)が振り回される、美少年探偵団シリーズ、3作目。

 

探偵団事務所として利用している美術室の天井に、美術の得意な指輪創作(ゆびわそうさく)が大きな絵を描こうとしていた折、天井が外れ、美少年探偵団の面々は屋根裏から33枚の絵画を見つける。

素人が描いたとは思えない、その絵を見ながら確かな違和感を覚えつつも、その正体をつかむことができない美少年たち、と眉美。

絵を描いた人は誰か、その目的は何なのかを巡って物語は進んでいきます。

 

 

 

まず、あとがきにも触れられていたのですが、このタイトル、江戸川乱歩の『屋根裏の散歩者』のオマージュ、なんですね。(よんだことない、し、なんですねというか今までのもこれからのも乱歩作品のオマージュでした)

「あはは。江戸川乱歩で言えば、たとえば『屋根裏の美少年』ってタイトルの本が発売されたとしても、そこにあるのは偉大なる先人に対する並々ならぬ愛着だけであって、決して悪乗りの気持ちなんてひとかけらもないと言うことだね」

生足くんがそんな風にまとめたけれど、いや、それは明らかに悪のりだろ。

(p.79-80)

 と、作中にメタい発言があるようにオマージュ、もとい、悪のりであるらしい。

 

 

そして、はじめはどこか美少年探偵団の人たちに混ざることに対して浮足立っていた眉美が巻を追うごとにずけずけとものを言うようになっていて、すっかり美少年探偵団の一員として板についてきた様子。

......というより、探偵団の他のメンバーの飛び抜けっぷりに呆れるほかない、という事実に順応し始めてきた、という方が正しいのかもしれない。

もはや、定番となりつつあるのですが、美食のミチルの淹れた紅茶が美味しすぎて舌に合わず眉美が吹き出してしまう場面が、どう考えてもシュールすぎていつも読みながら相好を崩してしまう。多分「美味しすぎて吹き出す」ということが、私の理解の範疇を超えすぎているのだと思う。思わず吹き出すほどに美味しい紅茶ってなんだそれ。

あまりにも何気なく眉美が吹き出すものだから、その不意打ちにふふってなってしまうことになんかちょっぴり悔しい気持ちもある。

 

 

以下、内容に少し触れています。

ネタバレを避けたい方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな絵画から生徒たちが消えていたのは、上塗りしたからだったんですね。

最初の33枚の絵画から人物だけ消えていたのは、永久井こわ子の生徒が絵から人物を消す本番の練習をするのに使用したもの、だと思っていてのですが、もっとごく個人的で崇高なものでしたね。

 

それから前回のお話の渦中の人物、札槻嘘、が登場しましたが敵か味方なのかはっきりしないですね......。

彼の仲間だという、チンピラ別嬪隊とは.......。(もはやそのネーミングについては深く触れるまい)

江戸川乱歩に沿うのであれば(チンピラ別働隊)、探偵団の一助となると思うのだけれど何しろ悪乗りであるので如何とも。

 

そして永久井こわ子が住んでいたという無人島。

地図にも載っていないような小さな島で、近隣からは現代のパノラマ島と呼ばれている、らしい。

刊行予定によれば5作目が、パノラマ島に関するお話のようで。

 

トゥエンティーズ、札槻嘘、永久井こわ子、と今までの物語はパズルのピースみたいを揃えるみたいな今後に向けた登場人物のようなもので、後々とんでもないくらいに話が大きくなりそう、と、私は勝手に思っている。

 

 

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