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ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

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『異端審問ラボ 魔女の事件簿 1』

感想 講談社タイガ 高里椎奈
『異端審問ラボ 魔女の事件簿 1』  高里椎奈

異端審問ラボ 魔女の事件簿1 (講談社タイガ)


高里椎奈さんの作品、初読み。

舞台は、言語が統一され、食事もカプセル型の錠剤によるという、人間が生きるためにシンプルにシステム化されたような未来。
あらゆる「無駄」や「雑音」から守られた無機質な世界。
それぞれ栄養科学研究所、言語学研究所、考古学研究所に配属された3人の男の子を中心にお話が進んでいきます。

彼らの身の回りで起こる事件を次々と解決していくのですが、登場人物の名前が千鳥、鳶、鶫……と全て鳥の名前なのでちょっとしたシリアスな場面も私の中ではなんだかほんわかとした雰囲気に(笑)

思わず知らない名前の登場人物が出てくるたびに画像検索してしまいました、シリーズ読んでいくうちに鳥博士になりそう……。
ちょっとしたメカまでシマエナガという名前が付けられているので、とことん鳥尽くし。
シマエナガ(実物)、大福みたいで、時々お話が頭に入らなくなるくらい愛らしい……。
(今回のお話の内容と鳥は、全くの関係がございません)




殺人未遂事件や焚書事件を解決する折、彼らは過去の文明に触れることになる。
彼らにとっての過去というのは、つまり、今私たちが生きる現代のことなのですが、無駄を排した未来人が現代のことを語るのはなんだか滑稽でした。

料理や食事という概念が消え去った未来の好奇心旺盛な彼らは、文献や発掘された化石を元に現代の料理を再現しようとするのですが、その彼らの喜びようや試行錯誤する感じが可笑しくてにやにやしてしまう。

一番最初も古代の植物の化石を取り出しては、長い時間かけて煮出す……という例のあれ。
私も実際にやったことあるのですぐに分かりました!
いや、まあ、料理でもなんでもないのですが、それを料理と信じて疑わずに、口にして美味しいと喜ぶ彼らは一周回って微笑ましい。
もちろん、そんな「綺麗でない」ものを口に入れ慣れていないので、お腹を壊すというオチつき。

彼らの使う共通言語はラテン語派生という記述があったので多分、英語もしくはそれに似た何かだと思うのですが、彼らはその料理のことを『走れ』と呼びます。

章の終わりにある古代料理ファイルと題されたその料理名を見て、納得。
確かにローマ字で書かれたものを英語で読むと走れ、になる……。
私としては、事件は案外読みやすくさっくり終わるので、彼らが出くわす事件よりもどんな料理が出てくるのかの方がとても楽しみだったり……。

普段ミステリ小説は私自身推理することはないのですが、この料理に関しては推理というよりなぞなぞっぽくて、つい、推理をしてしまいます(笑)


今後、彼らの料理が上達していくのがとても楽しみ。




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