ゆうべによんだ。

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『プシュケの涙』

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『プシュケの涙』  柴村仁

 

プシュケの涙 (メディアワークス文庫)

 


 

 

 

私のTwitterのタイムライン上で話題になっており、気になったので、つい。
なんとなくタイトルに馴染みがあったので、以前にどこかのサイトでもおすすめされているのを見かけたことがあるのかもしれません……。
 
 
電撃文庫メディアワークス文庫講談社文庫と版元をまたいで何度か出版されているみたいですが、メディアワークス文庫版を手に取ることにしてみました。
シリーズ最新作の『ノクチルカ笑う』は講談社文庫から出ているのですが、『プシュケの涙』と『ノクルチカ笑う』の間にある2作が講談社文庫から出ていないようだったので。
どちらにせよ、結局は講談社文庫版の『プシュケの涙』も手元に置いておきたくなってしまうと思います(笑)
 
 
 
 
 
夏の日に飛び降り自殺をしてしまった少女、吉野彼方。
落ち行く吉野の姿を目にした主人公の少年。
吉野彼方の死の真相を探る、つかみ所のない由良。
 

 
 
 
 
 
最後までには吉野の死について真実が明かされるのですが、その真実は誰も幸せにしない。
 
また由良のキャラクターがのらりくらりと描かれていて、彼自身の心情についてべったりとは書かれていないので、つい、いろいろと思いを巡らせてしまう。
 
 
 
 
 
未完成のレテノールモルフォの絵。
テノールモルフォの容姿、ちょちょいと検索して調べてみたのですが、とてもきれいな青色。
辻村深月さんの『子どもたちは夜と遊ぶ』に出てきたアサギマダラという蝶のことを思い出しました。
とてもチープな発想ではありますが、レテノールモルフォが飛び立つ余白に花ではなく「ぶわぶわくん」を描いたのなら、きっと素敵な絵になるだろうなと感じました。
もちろん、由良がいたからこそ描くことのできた吉野の絵として。
 
……正直、オチとしてそういう風に絵が完成すると想像していた部分もありました。


でも、完成しないことによってより色濃く由良の中に吉野の存在が残るような気がします。
その色は軽やかなものではないとしても。






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