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ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

探偵見習が集う学園

感想 新潮文庫nex 円居挽

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『シャーロック・ノート 学園裁判と密室の謎』 円居挽

シャーロック・ノート: 学園裁判と密室の謎 (新潮文庫nex)

 

まずは表紙をご覧ください。

めちゃくちゃ良くないですか?

片山若子さんのイラストが本当に好きで、書店で片山さんのイラストが目に入るや否やその本を手に取って何とも言えないため息を漏らすくらい。

個人的にスマートフォンの待ち受けに画像を使用させていただくくらい。

なんでこんなに好きなんだろう、ってくらい。

 

 

そんな感じで、兼ねてから新刊を追っかけている新潮文庫nexのホームページにこの本の書影が掲載された時は思わず体温上がりました。

 

またTwitterで時々円居さんの名前を見かけることがあり、前々からどんな作品を書くのか気になっていたので今回の発売を心待ちにしていました。

 

 

 

読んでみたらめちゃくちゃ面白い。

なんていうか、少年マンガ読んでるみたいなわくわく感。

主人公の剣峰成(つなみねなる)とヒロインの太刀杜(たちもり)からんを中心に話が進んでいきます。

 

まずは、彼らが通う探偵養成高校での学園裁判の話。

この学園裁判の話が一番わくわくしながら読めました。

上級生1人に対して新入生2人がペアを組み、そのうちの1人が特究生(特待生)であるという体で論理戦を仕掛けていく星覧仕合。

その場限りでの嘘やハッタリは許され、勝敗は7つの寮の寮長による多数決によって決められる。

 

学園裁判って響きがなんかもうダンガンロンパっぽいし、前口上の“汝は稀人なりや?”って人狼ゲームっぽいし、なにこれ論理戦めちゃくちゃかっこいい。

宣言、立証、論破!

 

あんまりいうとネタバレになっちゃうんですが、細かい設定までよく出来ていて、本当にきっちり組み立てられているのでコンゲーム小説好きな人はぜひ読んでみてほしい。

 

 

そして次の話が、剣峰成の少年時代、過去にまつわる話。

剣峰成の人となりに大きく関わる話で、剣峰成がどうして探偵養成学校である鷹司高校に入学することになったのかも語られます。

これも、何を言ってもネタバレになってしまう……。

特段語ることがないわけではなくこの章に関してはどの部分も結末だったり推理だったりに密接にかかわっているので……。

 

 

最後の話は、プロローグで登場する爆弾魔との対決。

成とからんが爆弾魔とエレベーターに乗り合わせ、片や世に名をとどろかせる犯罪者、片や探偵のたまごという明らかに力量差のある状況下でなんとか頭脳を駆使して切り抜けようとするんですが、これも派手なアクションとかがあるわけでもないのにすごくわくわくするんです。

 

さらになんていうかこの爆弾魔、恐怖は美学、みたいな感じの事を言ってのけちゃうキャラなんですけれど、最後の場面で台詞が妙に格好良くてなんかずるい。

 

 

 

 

 

余談ですが、ヒロインのからんちゃん、素が出ると方言が出てしまうところ、ポイント高いです。

未読の方、楽しみにしておいてください、私自身たまに出る方言の破壊力がこれほどまでだとは思ってもいませんでした。

 

そんな太刀杜からんもどうやら何か事情を抱えているようで、続編がとても楽しみ。

円居挽さん本人のTwitterを見る限りでは、9月末に2巻出版予定だとか。

片山若子さんの表紙や扉絵のイラストも含めてめちゃくちゃ楽しみ。

 

 

 

最後にひとつだけ気になること。

20ページに成くんの容姿を説明する部分があるのですが、そこでピアスが左耳についている、というのが伏線なのか誤植なのか……。

じっくり確認したわけではないので正確ではないのですが、以降の描写は確か右耳にピアス、だったはず。

 

初めて読んだ時も、わあ、これ表紙の子だ! と思い、表紙確認したところイラストのピアスが右耳についていて、あれ? 別人? 困惑したので。

2刷以降で表記が替わってたら誤植かな?

 

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