ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

ああ、もう、じれったい。

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『ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵』 櫛木理宇

 

 

 

ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵 (角川ホラー文庫)

 

 

気付いたらこのシリーズも今回で7作目になるんですね......読みやすくて毎度サクサク読み進めてしまうので......こんなに出ていたとは......。

 

この「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、角川ホラー文庫から出版されていて、普段はホラー作品は食指が動かないのですが、気になって1作目を手にしたところご覧の有様ですよ!

 

 

 

 

出版社は違うけれど、『リカ』(五十嵐貴久)が初めて手にしたホラー作品で、それこそ思わず身震いするような結末だったので、この作品を手にするまではホラーと言えばぞっとするほどスプラッタ、という印象がありました。

 

どの巻も何篇かの短編で構成されているのでとても読みやすくて、キャラクターの間で交わされる会話もどこかほんわかしているので、スプラッタな雰囲気は皆無です。(※あくまでも個人的な主張)

 

地方の伝承とか言い伝えをモチーフにしていることが多いので“こわい”というよりは、そういった雑学を楽しみに読んでいる部分もあります。

それでも時々、“切れ味鋭い”短編に出くわすことがあって、油断していたところにサクッと入って、カーテンの隙間が気になる夜を過ごしたこともしばしば。

 

小説相手に油断するも何もないんですがね(笑)

 

 

主人公の八神森司は、霊感を持っているのだけれど、ただなんとなく視えるというだけで、除霊等々ができるわけではない。

それどころか霊的なものに対して恐怖感を抱いており、霊感がある以外は気弱で優しい大学生。

大学ではオカルト研究会に属していて、普段はお茶会めいたことをしているのだけれど、時々持ち込まれる相談ごとに対処していく。

 

今回はプロローグエピローグのぞいて全部で4話。

男子学生がモナリザを題材に婚約者の絵画を描いたところ、展示会ではクレームが殺到し、その絵画を見た婚約者の顔が不自然にひきつってしまう話。

故障も何もしていないのに、点滅を繰り返し人を迷わせる街灯の話。

自分の背後にいる霊的な存在を引きづりながら生きている大学事務局の職員の男性の話。

いわくつきの場所に赴く人が後を追うかのように、何かに駆り立てられるように、連鎖的に自殺を図る話。

 

 

後味の悪さとしては、個人的には最後の連続自殺の話がだんとつ。

 

 

 

 

そして、ですね、

ホラー要素だけでなく、恋愛要素も主軸のこの作品なのですが、もうここまでくるとじれったいのなんのって。

帯にも“君たち、付き合っちゃえば!?”とあるように、男女間に存在する好意の終着点が必ずしも付き合うという形ではないと思うけれど、早くくっつけよ! と言いたくなるほど。

主人公の八神くんは、高校のころからヒロインの灘こよみちゃんに片思い中で、霊的なものが怖い彼がオカルト研究会に入った理由がこよみちゃんでもある、という。

 

確か3巻くらいから、こよみちゃんの幼馴染でイケメンの小山内くんが登場してきて、そんな小山内くんもこよみちゃんが好きで、かたち上は三角関係に。

今作では、こよみちゃんの意中の人が優しくてまるで王子さまのような人だと間接的に知った八神くんがあまりにも自分のイメージとかけ離れていて、やっぱり小山内か、とうじうじするところから始まる、

とはいえ、とはいえですよ、ネタバレというのもばかばかしいほどにこよみちゃんが八神くんのことを異性として空いているのは読者にも他のオカルト研究部員にも見え見えなわけですよ。

前巻までにもいい感じの雰囲気の場面はたくさんあったのに、今作も八神くんのネガティブエンジンは止まらない。

こよみちゃんもこよみちゃんで奥手で恥ずかしがり屋だから余計に。

 

 

 

もー、もう少しなんとかならんのかね、君たち。

 

 

 

 

 

 

以下、ラブコメ展開的ネタバレ少し含みます。

ご注意ください。

 そんな八神くん前半はネガティブエンジン全開だったのに、最後の最後で無意識に自室の部屋の鍵渡しちゃうとか、いろいろすっ飛ばしすぎ!

 

てか、今作のサブタイトルの“なくせない鍵”ってそういうことかよー!

 

ごちそうさまです。

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