ゆうべによんだ。

だれかに読んだ本のことをきいてもらいたくて。

感想

『デイ・トリッパー』

『デイ・トリッパー』 梶尾真治 デイ・トリッパー 作者: 梶尾真治 出版社/メーカー: キノブックス 発売日: 2017/06/30 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 梶尾真治さんが描く時間SFもの、ということとタイトルや表紙の雰囲気が好…

『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』

『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』 西尾維新 随分前にネット上のやり取りで「戯言シリーズ読んだことないなんて羨ましい!」と言われたこともあって、ずっとずっと気になっていた西尾維新さんの戯言シリーズ。 こう、目の前にどん、とシリーズ作…

『お隣さんは小さな魔法使い』

『お隣さんは小さな魔法使い』 有間カオル 有間カオルさんが描く魔法使いの物語ということと、西島大介さんのキュートな表紙イラストに、半ば反射的に手に取った作品。 ひとまず、有間カオルさんの『魔法使いのハーブティー』みたいな優しい雰囲気の物語がす…

『双子喫茶と悪魔の料理書』

『双子喫茶と悪魔の料理書』 望月唯一 「悪魔の料理書」という響きに「アピキウスだ!!」と思って、つい。 (アピシウス - Wikipedia) そもそもアピキウスの名を知ったのは「新世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士」というゲーム。 新・世界樹の迷宮2 ファ…

『パドルの子』

『パドルの子』 虻川枕 ポプラ社小説新人賞受賞作。 ファンタジックな雰囲気漂う瑞々しい青春小説。 水たまりに潜って世界を少しずつ変えてしまうという設定に惹かれに惹かれて発売前から気になっていた作品。 昔からそれこそまさに「水たまりに潜る」みたい…

『僕は小説が書けない』

『僕は小説が書けない』 中村航 中田永一 中村航さんの作品も中田永一さんの作品もどちらもすきで、単行本として刊行された当初も読んだのですが、文庫本として改めて書店に並んでいるのを見たらまた読み返したくなってしまって。 これまた私の大好きなビブ…

『少年たちは花火を横から見たかった』

『少年たちは花火を横から見たかった』 岩井俊二 24年前にテレビドラマとして作られ、今夏アニメ映画として放映予定の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』。 もしもこうだったら、という願いが叶えられるというちょっとしたSF要素のある作品です…

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』 原作:岩井俊二 著:大根仁 今から24年前にテレビドラマとして作られた作品が再びアニメ映画作品としてリメイクされることになり、そのノベライズとして刊行されたもの。 テレビドラマ版が存在していたことを…

『やはり雨は嘘をつかない こうもり先輩と雨女』

『やはり雨は嘘をつかない こうもり先輩と雨女』 皆藤黒助 私にとっては『ようするに、怪異ではない。』、通称よう怪シリーズでお馴染みの皆藤黒助さんの作品。 ようするに、怪異ではない。 <よう怪>シリーズ (角川文庫) 作者: 皆藤黒助 出版社/メーカー: KA…

『新訳 メアリと魔女の花』

『新訳 メアリと魔女の花』 メアリー・スチュアート 訳;越前敏弥・中田有紀 今夏に映画化される「メアリと魔女の花」の原作小説、新訳版。 www.maryflower.jp 予告PVを何度か見たのですが、魔法を描いているというところはもちろんのところ、魔女の花が「夜…

『あやかし夫婦は青春を謳歌する。』

『あやかし夫婦は青春を謳歌する。』 友麻碧 浅草鬼嫁日記シリーズ2作目。 前回の感想はこちら。 shiyunn.hatenablog.com 前回ですっかり手鞠河童の気の抜けるようなゆるゆるとした可愛さにすっかりと虜になってしまった私ですが、今回のあとがきで作者の友…

『君と四度目の学園祭』

『君と四度目の学園祭』 天音マサキ 時間もの×青春というだけで手に取っちゃうやつ。ジャンル買い。 こればっかりは本当にどうしようもなくて、せつなさ至上主義者の私にとって、時間ものと青春ものあるいは恋愛ものという組み合わせはこの上なく好物なので…

『かがみの孤城』

『かがみの孤城』 辻村深月 悩める少年少女とかがみの向こうの不思議な場所、という組み合わせに、私が辻村さんの作品に触れた頃を思い出してなんだか懐かしいような気持ちで読ませていただきました。 こういう苦悩を抱えた登場人物たちが不可思議な力や場所…

『余命10年』

『余命10年』 小坂流加 余命10年というタイトル。 不遜ながら、(物語として描かれる)余命宣告にしては比較的長い余命だと、このタイトルを初めて目にした時に思い、興味を惹かれた。 おまけに個人的に好きなloundrawさんがカバーイラストを担当されている…

『緋紗子さんには、9つの秘密がある』

『緋紗子さんには、9つの秘密がある』 清水春木 講談社タイガより、ミステリアスな雰囲気漂う青春小説。 私が小説を通して最近覚えたイラストレーターさんのひとりがとろっちさんなのですが、この表紙イラストもとろっちさんが手がけているとは本を開いてそ…

『時をめぐる少女』

『時をめぐる少女』 天沢夏月 メディアワークス文庫より、タイトルから時間ものを匂わせる天沢夏月さんの作品。 実際には帯で上手い具合に隠れてしまって分かりづらいのですが、表紙の下部にも大きく青いイチョウの葉が描かれていたんですね。 物語の中で何…

『バベルノトウ 名探偵三途川理 vs 赤毛そして天使』

『バベルノトウ 名探偵三途川理 vs 赤毛そして天使』 森川智喜 講談社タイガが立ち上げられる前に講談社文庫から刊行されていた作品も含め、今回で6作品目となる名探偵三途川理シリーズ。 サブタイトルにある「赤毛」こと高校生探偵・緋山燃が登場するの、…

『おまえのすべてが燃え上がる』

『おまえのすべてが燃え上がる』 竹宮ゆゆこ 『知らない映画のサントラを聴く』『砕け散るところを見せてあげる』に続いて私にとって3作品目の竹宮ゆゆこ作品となる今作。 率直に言うと今回の『おまえのすべてが燃え上がる』が群を抜いて好みでした。それど…

『君に出会えた4%の奇跡』

『君に出会えた4%の奇跡』 広瀬未衣 ※ネタバレを含んでいます。未読の方はご注意ください。 あらすじ 結婚式を間近に控え、数年ぶりに京都に帰った灯里は、自宅で昔の日記帳を見つける。その日記には、虫に食われたように、不自然に1人の名前が抜け落ちて…

『そして、アリスはいなくなった』

『そして、アリスはいなくなった』 ひずき優 ※当感想記事はネタバレを含んでいます。未読の方はご注意ください。 織川制吾さんの『先生、原稿まだですか!』を手に取る際に、同じく集英社オレンジ文庫の新刊として面陳されているのが目に入ったのがきっかけ…

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 12』

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 12』 大森藤ノ ※以下にネタバレを含んでいます。未読の方はご注意ください。 「ダンまち」シリーズ12作目。 いきなりですが、この巻、ものすごく面白くて本当に一気読みでした......。『異端児』編が…

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 11』

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 11』 大森藤ノ ※既刊含め内容に触れている部分があります。ネタバレを避けたい方や未読の方はご注意ください。 「ダンまち」シリーズ11作目。 人語を操るモンスター『異端児』を巡る物語も、今回でよ…

『先生、原稿まだですか! 新米編集者、ベストセラーを作る』

『先生、原稿まだですか! 新米編集者、ベストセラーを作る』 織川制吾 以前に今作と同じく集英社オレンジ文庫から刊行されている織川制吾さんの『ストロベリアル・デリバリー』心撃ち抜かれ、今度は本にまつわる物語が刊行されるということで、これは読まね…

『天使は奇跡を希う』

『天使は奇跡を希う』 七月隆文 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』で著名の七月隆文さんの作品。 表紙イラストを担当されているのは、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『君の名は。』のキャラクターデザインなどを手がけている田中将賀さ…

『アンデッドガール・マーダーファルス 2』

『アンデッドガール・マーダーファルス 2』 青崎有吾 講談社タイガより刊行されている、シリーズ2作目。 青崎有吾さんと言えば、『体育館の殺人』に始まるミステリシリーズも評判ですが(まだ読めてない......)、今回は完全にバトルものだよ、これは! あ…

『少年Nのいない世界 02』

『少年Nのいない世界 02』 石川宏千花 講談社YAにて刊行されている『少年Nの長い長い旅』と連なる「少年N」シリーズ。 「長い旅」では異世界に飛ばされた野依を主人公とした冒険活劇として描かれているのに対し、その5年後を描いた「いない世界」シリーズで…

『人魚姫 探偵グリムの手稿』

『人魚姫 探偵グリムの手稿』 北山猛邦 北山猛邦さんによる近代ヨーロッパを舞台にした幻想的なミステリ。 タイトルからも分かる通り、魔法や人魚が存在する世界で、主人公のハンス・クリスチャン・アンデルセンは助手役として、王子殺害の真相を探偵役のグ…

『セイジャの式日』

『セイジャの式日』 柴村仁 『プシュケの涙』『ハイドラの告白』に続く、”変人”由良を取り巻く人々を描いた物語――通称由良シリーズ3作目。 ※以下、前作までの内容も踏まえた上で思ったことを書いています。シリーズ未読の方はご注意ください。 今までと同じ…

『ディリュージョン社の提供でお送りします』

『ディリュ―ジョン社の提供でお送りします』 はやみねかおる 私の中ではやみねかおるさんと言えば、やっぱり「名探偵夢水清志郎」シリーズ。 とはいえ、著者の名前は知っているものの、はやみね作品に数多く触れてきたというわけではない私。 そのことを「あ…

『読者と主人公と二人のこれから』

『読者ぼくと主人公かのじょ と二人のこれから』 岬鷺宮 以前に表紙の雰囲気に惹かれて読んだ『失恋探偵の調査ノート』以来の岬鷺宮さんの作品。 失恋探偵の調査ノート ~放課後の探偵と迷える見習い助手~ (メディアワークス文庫) 作者: 岬鷺宮 出版社/メーカ…

『僕らの空は群青色』

『僕らの空は群青色』 砂川雨路 河野裕さんの『いなくなれ、群青』がとてつもなくすきな私。 タイトルに「群青」という単語が入っているという、至極単純な理由で気になっていたところ、Twitterでの他の方の感想を見かけ、今が好機と言わんばかりの勢いで手…

『ハイドラの告白』

『ハイドラの告白』 柴村仁 『プシュケの涙』に続く、シリーズ2作品目。 シリーズと言っても完全な続き物というわけではなく、いわゆる後日談のような形で前作の登場人物のその後をうかがい知ることができるというものでした。 前回の感想はこちら。 shiyun…

『ifの悲劇』

『ifの悲劇』 浦賀和弘 ifの悲劇 (角川文庫) 作者: 浦賀和宏 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2017/04/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 浦賀和弘さんの作品にしてはページ数が少なくさくっと読めそうだったので、気軽にペー…

『八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。』

『八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。』 天沢夏月 私としては『拝啓、十年後の君へ。』以来の天沢夏月さんの作品。 shiyunn.hatenablog.com 「夏の終わり」ではなくて、「八月の終わり」というところが本当によい。 自身の高校生時代の夏休みを…

『神さまのビオトープ』

『神さまのビオトープ』 凪良ゆう 作品を刊行される作家さんが本当に幅広く、毎月講談社タイガからどんな作品が出るのかチェックするのが私の楽しみのひとつ。 今回の『神さまのビオトープ』も刊行予定作品としておよそ1か月前から取り上げられていた時から…

『さよならのための七日間』

『夜桜荘交幽帳 さよならのための七日間』 井上悠宇 五感すべて及び第六感で「多分これ、好きなやつかもしれない」と感じ取って手に取る枠。 書店とかネットとかでぼんやり眺めてると、時々もとい稀によくあるやつ。 こういう時、その衝動に実際に従うかどう…

『リリエールと祈りの国』

『リリエールと祈りの国』 白石定規 どんなものでも大聖堂に捧げられた祈りは成就してしまうという不思議な都市を舞台にした物語。 主人公のマクミリアは、何故だか仕事が長続きせず解雇されてしまい、空腹に行き倒れていたところを「戒祈屋」を営むというリ…

『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』/岡田麿里 を読んだら、物語のキャラクター達が一層愛おしくなった話。

アニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」――通称「あの花」があまりにも好きすぎて、本書を手に取って読んでみた。 その他にも「とらドラ!」だったり「花咲くいろは」だったり「凪のあすから」だったり、気が付けば私の心に残っている作品の中に…

『プールの底に眠る』

『プールの底に眠る』 白河三兎 自身を取り巻く状況や心の持ちようはいつだって同じじゃないし、その時々によって大好きな小説は変わりゆくものだけれど、「今好きな小説は何?」と訊かれたならば間違いなく3本の指に入るこの作品、『プールの底に眠る』。 …

『オリンポスの郵便ポスト』

『オリンポスの郵便ポスト』 藻野多摩夫 書店で見かけて、この物語はもしや私の好きな要素がぎゅっと詰まっているのでは......? と思い始めて、そうなったら棚に並ぶこの本がぴかぴか光ってもう目が離せなくなる、いつものやつ。 今までに読んだ、すきだな…

『十代に共感する奴はみんな嘘つき』

『十代に共感する奴はみんな嘘つき』 最果タヒ 最果タヒさんによる小説。 まずこの『十代に共感する奴はみんな嘘つき』というタイトルに撃ち抜かれる私。 表紙デザインも相まってサイコー。 「十代に共感する奴はみんな嘘つき」というフレーズを目にするのは…

『か「」く「」し「」ご「」と「』

『か「」く「」し「」ご「」と「』 住野よる 同じ高校に通う5人の物語。 この5人には他人には言えない「かくしごと」が――人の感情の動きが記号的に見ることができという。 もちろんこの能力のようなものだけが「かくしごと」なのではない。 人間関係だった…

『少年と少女と正しさを巡る物語 サクラダリセット7』

『少年と少女と正しさを巡る物語 サクラダリセット7』 河野裕 新装版サクラダリセットシリーズ、最終巻。 前回、能力の存在をすっかり忘れさせられてしまった咲良田の住民。 その中で唯一記憶がある浅井ケイは未来のために、どのような行動を起こすのか。 こ…

『ひきこもりの弟だった』

『ひきこもりの弟だった』 葦舟ナツ 帯の(私の好きな作家のひとり)三秋縋さんの推薦文とそれにまつわるTwitterの呟きもあって、ここ最近で発売を楽しみにしていた作品のひとつ。 葦舟ナツさん著『ひきこもりの弟だった』の推薦文を書かせていただきました…

『装丁室のおしごと。』

『装丁室のおしごと。~本の表情つくりませんか?~』 範乃秋春 タイトル通り、帯を含めた本の装幀デザインを扱う出版社の装丁室の物語。 今作の表紙にも遊び心たっぷり。 こういう本にまつわる物語見つけるとすぐに飛びついてしまう......。 特に製本とか表…

『君は月夜に光り輝く』

『君は月夜に光り輝く』 佐野徹夜 loundrawさんのイラストがきれいな、第23回電撃小説大賞受賞作。 高校生になった主人公の少年は、岡田卓也は、「発光病」という病で入院中の少女、渡良瀬まみずと出会う。 発光病――月の光により体が淡く光り、死が近づく…

『少年と少女と、 サクラダリセット6』

『少年と少女と、 サクラダリセット6』 河野裕 新装版サクラダリセットシリーズ6作目。 シリーズ作品も残すところあと7巻を残すのみ、というところまで来るといよいよ大詰め、という気がしてきます。 今回の物語は最後の締めを迎えるための準備のようなお…

『おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱』

『おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱』 オキシタケヒコ 初めて読む、オキシタケヒコさんの作品。 もともとtoi8さんのイラストやネット上の評判で気になって同著の『筐底のエルピス』の1巻を大事に大事に積んであったのですが、もだもだしているうちに別…

『感情8号線』

『感情8号線』 畑野智美 畑野智美さんの作品ということで文庫化を機に。 環状8号線沿いに住む、恋愛ごとに心悩ます女性たちを描いた物語。 今まで畑野さんの作品をいくつか読んできたのですが、その中でも群を抜いてぐさぐさと刺さる作品でした。 あまりに…

『最良の嘘の最後のひと言』

『最良の嘘の最後のひと言』 河野裕 よもや河野裕さんの作品が創元社推理文庫から刊行されるなんて夢にも思っていなくて、第一報を目にした時にはとてもわくわくしました。 物語の内容はコンゲーム――登場人物たちが騙し合うミステリ。 私の中で河野さんの文…

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